南稜高等学校 学科紹介

●普通科(体育コース/福祉コース)

〇体育コース
普通教科の学習にも力を入れながら、スポーツについて専門的に理解するとともに高度な技能の習得を目指す。
専門競技においては、1年・2年・3年が学年の枠を超えて合同で授業を行う。
ラフティング実習やキャンプ実習、フットパスへの取り組みなど、地域の自然環境を積極的に活用している。

「スポーツⅠ(採点競技及び測定競技)」「スポーツⅡ(球技)」「スポーツⅢ(武道)」の3つのグループに分かれて専門技能を高める。
「スポーツⅤ(野外活動)」や「スポーツ総合演習」にも取り組める。

【進路先】
進学:スポーツ系・医療系の大学、短大、専門学校 等
就職:スポーツ系・医療系・その他一般就職 等

福祉コース
福祉施設等で行う実習を通して、地域社会を支える能力と資質を育てる。
2年次の授業の中で、介護職員初任者研修を修了できる。
こころとからだの健康をめざす園芸福祉の研究を通して、豊かな感性と思いやりのこころを育てる。

【進路先】
進学:福祉・看護・保育・リハビリ系の大学、短大、専門学校 等
就職:介護職・その他一般就職 等

●総合農業科
(2年次に動物/植物/環境の3コースに分かれる)
(3年次に畜産/作物/園芸/林業/農業土木の5コースに分かれる)

専門性を活かした校外活動にも積極的に取り組み、社会のあらゆる場面で活躍できるスペシャリストの育成を目指す。

〇動物コース(2年次)(3年次は畜産コース)
家畜の飼養管理技術や畜産が社会に果たす役割などを学ぶ。
耕作放棄地への牛の放牧研究など地域課題の解決を図る学習にも取り組む。

〇植物コース(2年次)(3年次は作物コース/園芸コース(野菜専攻)/園芸コース(草花専攻))

作物コース
食料生産や農業経営についての基本的な知識と技術を学ぶ。
また、無農薬・無化学肥料で栽培する南陵米や近年球磨地域で普及しているミシマサイコなど付加価値の高い生産技術についても学ぶ。

園芸コース(野菜専攻)
メロン、トマトなど人吉球磨の主要品目を中心に栽培を行っている。
特にトマトにおいては、生産から流通までの流れをGAP(生産工程管理)基準に則った条件で学ぶことで、社会に通用する力を身につけている。

園芸コース(草花専攻)
シクラメンを中心に、鉢物、苗物、切り花の栽培について学んでいる。
生産した草花は、近隣の小・中学校でも活用していただいているほか、交流活動や地域の美化活動にも取り組んでいる。

〇環境コース(2年次)(3年次は林業コース/農業土木コース)

林業コース
あさぎり町須恵の演習林において、森林に関する知識や技術を学ぶことができる。休日には地域に出向き間伐ボランティアなどに参加している。

農業土木コース
農業の生産性の向上を図る生産基盤整備に必要な知識と技術を学ぶ。
授業では、自然環境と調和した農業用排水溝の設計・施行実習を行う。

●食品科学科

農畜産物の加工・貯蔵、品質管理・流通及び成分分析、食品衛生などに関する基礎知識と技術を習得させ、食品関連産業で活躍できるスペシャリストとして必要な能力と態度を身につけることを目標としている。

1年次:菓子・パンなど小麦粉を使った製品
2年次:農畜産物(果実・乳製品・肉製品)の加工製品
2・3年次:課題研究を通して自分で研究テーマを決め、その課題の解決に向けて自発的に取り組む

●生活経営科

農業や衣・食・住、家庭看護などの学習を通して、生産から消費、さらには環境問題まで総合的に学ぶ。
また、地域と連携した多様な実習では、コミュニケーション能力や協働力、探求心などを生き生きと身につけていく。
生活素材を使って家庭生活に必要な知識や技術を習得する。
小動物の飼育や、草花・野菜の栽培を通じて、自然や食べ物への感謝や生命の尊さを学び、命を育む責任感や勤労観を体得する。

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